トイレのつまりをスッポンで直すには?ラバーカップの正しい使い方

「やばい、トイレがつまった!」
「スッポンで直そうと思ったけど、全然直らない…」
「どう使えばつまりを直せるの?」
あなたは今、こんな悩みを抱えてはいませんか?
「水の110番救急車」のカワタです!
トイレがつまったときに使うものと言えば「ラバーカップ」ですよね!
スッポン・パッコン・カッポン・バキューム・吸盤…など、お住まいの地域で呼ばれている名前の方が親しみがあるかもしれません。
そんなラバーカップですが、実は「使い方がわからない」という方が多いんです!
トイレのスッポンの使い方がわからない
— おさつ (@032_sun) March 19, 2020
トイレがつまったときに使い方がわからなければ、途方に暮れてしまいますよね…。
また、わからないなりに「こんな感じかな?」と適当にラバーカップを使ってしまうと、もっとヒドい状態になってしまうかもしれません!
そこで今回はトイレはつまったときのラバーカップ(スッポン)の正しい使い方をご紹介していきます。
イラストも使ってわかりやすくお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね!
この記事を読んで、あなたの悩みが解決されるのを祈っています。
それでは参りましょう!
▶︎いますぐにトイレつまりを解決するなら「水の110番救急車」

失敗しないために!ラバーカップを使う前に注意すべき「2つのポイント」
すぐにでもラバーカップの使い方を知って、トイレつまりを直したいかと思います…ですがちょっとだけお待ちください!
実は、ラバーカップを使う前にチェックすべき2つのポイントがあるんです。
この2ポイントがクリアされていないと、つまりを直せなかったり、むしろ悪化させてしまったりするかもしれませんよ…!
しっかりと確認して、失敗のリスクをできる限り減らしましょう!
これからご説明する2つのポイントがこちらです。
- ラバーカップの種類はトイレに合っているか?
- つまらせたものはラバーカップで直せるか?
(1)ラバーカップの種類はトイレに合っているか?
「スッポンに種類なんてあるの?」
と思われる方がいるかもしれませんが、実はラバーカップは和式トイレ用・洋式トイレ用・節水トイレ用で分かれているんです!
- 和式トイレ用:ゴム部分がお椀型ででっぱりがない
- 洋式トイレ用:ゴム部分にでっぱりがある
- 節水トイレ用:ゴム部分にでっぱりがなく、つばがある
和式用のラバーカップは、一般的なラバーカップの形をしています。
一方、洋式用のラバーカップはゴム部分にでっぱりがあります。
なぜなら洋式トイレが和式トイレよりも、排水口が小さいから。
和式用のスッポンを使うと大きすぎてうまくはまらず、つまりを直すのが難しくなってしまいます。
排水口のサイズを測り、ピッタリなものを購入しましょう!
また節水トイレ用のラバーカップは、和式用のものにつばがついた独特な形をしていますよね。
なぜこんな形なのかというと、節水トイレの排水口の形が非対称だから。
排水口の形に合わせて、ゴム部分も独特な形になっているんですね。
さて、ラバーカップの形についてお話してきました。
1つめの注意点をおさらいすると「トイレの排水口」と「ラバーカップのゴム部分」がピッタリ合うのが重要、ということです!
トイレの排水口に合ったラバーカップを使わないと、排水口とゴム部分がうまくはまらず密閉できません。
結果つまりが直りづらかったり、そもそも直らなかったりするんですね。
ですのでラバーカップを買うときは、ご自分のトイレに合ったタイプ・サイズ感のものを選んでくださいね!
もし手元にラバーカップがない場合は、「重曹とお酢」を使ってつまりを解消できるかもしれません。
カンタンにできる対処法ですので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。
(2)つまらせたものはラバーカップで直せるか?
あなたがトイレをつまらせたとき「トイレつまり=ラバーカップで直す」と頭に浮かんだかと思います。
まずラバーカップを試してみよう!…こう考えるのは自然ですよね。
しかし、つまったものによってはラバーカップでは直せないんですよ!
ラバーカップで直せるのは次のものがつまったときだけ。
- トイレットペーパー
- 排泄物
- ティッシュペーパー
- 水に溶けるもの
逆にラバーカップで直せないのは、本来トイレに流さない固形物。
- 携帯電話・スマートフォン
- オムツ
- おもちゃ
こういった固形物がつまったときにラバーカップを使っても、つまりを直せる可能性は低いです。
むしろ失敗したときのリスクがかなり大きいんですよ!
ラバーカップはつまったものを吸引して流すものですが、使い方を間違えるともっと奥に流れてしまいます。
もし固形物が奥へ流れれば自力では修理できないですし、さらにひどいトラブルになるかも。
そんな状況で業者に頼むと、通常のトイレつまりよりも修理費用がかなり高くなるんです…。
ですので固形物をつまらせたときや、つまったものが何かわからないときは、ラバーカップは使わずに専門業者に相談しましょう!
さて、ラバーカップを使う前に注意すべき2つのポイントをご説明しました。
作業する前に必ず確認してくださいね!
【イラスト・動画つき】ラバーカップの正しい使い方
ここからは、ラバーカップの正しい使い方をご紹介していきます。
今回はイラストでもわかりやすくご理解いただけるようにしておりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
使い方の手順は以下の通りです。
- トイレの止水栓を閉める
- 汚れないように養生する
- トイレの水量を調整する
- ラバーカップで「引き抜く」
- バケツなどで水をゆっくりと流す
それでは詳しく見ていきましょう!
1.トイレの止水栓を閉める
まずはトイレにある止水栓を閉める作業。
トイレがつまっている状態で間違えて水を流してしまうと、便器から汚水があふれて大変なことになってしまいます。
できるだけ流してしまう危険を防ぐためにも、トイレにつながっている止水栓を閉めて水の流れを止めましょう!
トイレのすぐ隣や後ろに、壁や床から伸びた配管があります。
そちらに止水栓がありますので、以下の画像のように調整しましょう!
2.汚れないように養生する
次に、ラバーカップを使うときに水が跳ねて汚れないように養生します。
便器を覆える大きさの透明なビニール袋・養生テープ(ガムテープでもOK)を用意してください!
養生する手順がこちらです。
- ビニール袋に、ラバーカップの柄と同じ大きさの穴をひとつ開ける
- ラバーカップの柄を穴に通す
- 便器の側面にビニール袋をテープで貼りつける
以上です!
この方法で養生すれば、ラバーカップを使うときに水が跳ねるのを防げますよ。
一方で跳ねた水がビニール袋を伝って、ポタポタと床に落ちてしまう可能性もあります。
これを防ぐために、床や壁に新聞紙・雑巾・ビニール袋を置くと安心です!
3.トイレの水量を調整する
続いて便器にどのくらいの水が溜まっているのかを確認します。
ラバーカップを使うときに最適な水量は、排水口にラバーカップを置いたときゴム部分が水に浸るくらい。
そのため、水量によっては調整する必要があります。
もし水が多いなら、ラバーカップを使ったときに便器からあふれてしまうかもしれません!
あふれてしまうと衛生的にも不安ですよね…。
ですので、バケツや灯油ポンプを使って水を抜きましょう。
とくに灯油ポンプは、バケツよりも汚水があふれる可能性が低いためオススメです!
逆に水が少ないなら、ラバーカップが効果的に使えない恐れがあります。
水が少ないと、ゴム部分と排水口の隙間が開いてしまいピタッとくっつかないんですね。
そのため、ゴム部分が水につかるまで、バケツで水を足してください!
4.ラバーカップで「引き抜く」
下準備が完了したところで、いよいよトイレつまりを直す作業に取り掛かります。
まずはラバーカップを、排水口と水平になるように置きます。
このときに大事なのがゆっくりと置くことです。
慎重にラバーカップを置いて、排水口とゴム部分が密着した状態にしましょう。
ゴム部分が密着したら次のようにラバーカップでつまりを直しましょう!
- ラバーカップをゆっくりと押し込み、ゴム部分をへこませる
- ラバーカップを勢いよく引っ張る
- 1〜2を繰り返し行う
ちなみにラバーカップを引っ張るとき「水を引き抜く」ことをイメージすると、うまく引っ張れるんです!
ぜひ意識してみてください。
つまりが直ると「ゴボゴボ」という音が鳴り、水が引いていきますよ。
もし4〜5回やっても流れていかない場合、つまりがかなりひどい可能性があります。
その場合は作業しても直らない可能性が高いので、専門家に相談するのをオススメします。
なお作業するときによくある間違いが、ラバーカップでつまったものを押し流そうとすること。
そもそもラバーカップは押し流すための道具ではなく、水圧を使ってつまったものを吸い込む道具です!
仮に押し流せたとしても、つまったものが塊のまま流れてしまい、もっと奥でつまってしまうかもしれません。
そうなればラバーカップでは直せなくなり、大掛かりな修理が必要になってしまいますよ!
ちなみに、実際にトイレつまりを直している動画がこちらです。
作業するときに参考にしてみてくださいね。
5.バケツなどで水をゆっくりと流す
水が引いていっても、まだ安心できません。
つまったものがまだ残っている可能性があるんです。
本当に直ったかを調べるためにも、バケツやペットボトルで水をゆっくりと流してみましょう。
直っている・直っていない場合で、それぞれ水が違った動きをします。
- 直っている場合:水位は変わらない・水がスムーズに流れていく
- 直っていない場合:水位が上がっていく・水の流れが悪い
なお水を流すときは少しづつゆっくりと流しましょう!
つまりが直っていないのに大量の水を流すと、あふれてしまうかもしれません。
問題なければ止水栓を開けて水を流し、作業完了です!
さて、ラバーカップの正しい使い方をご紹介しました。
トイレがつまって困っている方はぜひ試してみてくださいね。
もし「何度やっても直らない」という方は、プロにつまりを直してもらいましょう。
トイレは毎日使うものですし、ずっとつまらせていては安心して生活できません…。
「水の110番救急車」ではトイレつまりのご依頼を毎日いただいております。
長年の経験と知識で、すぐにトイレつまりを直しますよ!
お困りの方はお気軽にご相談くださいね。
使ったあとのラバーカップは「天日干し」
無事にトイレのつまりを解決したら、ラバーカップをきれいにしましょう。
もし使ったあともそのままにすると、悪臭や害虫の発生につながってしまいます!
お手入れの方法はとてもカンタン。
水できれいに洗い、天日干しするだけです!
ラバーカップのゴム部分は、洗剤や漂白剤などで洗うと傷んでしまいます。
そのため水できれいに洗うのがベストなんですね。
さらに乾かすときは天日干ししましょう!
天日干しすることでラバーカップを殺菌・乾燥できます。
ラバーカップのケースなどもありますが、乾燥が遅く、菌が増殖してしまいますので、必ず天日干ししてくださいね!
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ラバーカップでも直らない時の対処法
さて、ラバーカップの正しい使い方をご紹介してきました。
正しく使うことで、トイレットペーパーなどのつまりであれば直せるかと思います。
一方で、ラバーカップを正しく使ってもつまりが直らない場合も…。
何度やっても直らないなら「真空式パイプクリーナー」を使うか「水道のプロに依頼する」ことをオススメします!
それぞれ詳しくご説明しますね。
真空式パイプクリーナーを使う
真空式パイプクリーナーとは、ラバーカップをさらに強化したようなグッズです。
使い方はラバーカップとほぼ同じです。
- ゴム部分を排水口にしっかりと押しつける
- レバーを数回上下させたあと、パイプクリーナーを排水口から離す
- 1〜2を何回か行い、「ボコッ」と水が流れるまで続ける
- バケツに入れた水を流し、便器から水が流れたら成功
つまりを直す原理はラバーカップと同じですが、決定的に違うのが「引き抜く動作」をするとき。
ラバーカップは全身を使って引き抜きますが、真空式パイプクリーナーはハンドルを前後するだけで引き抜く動作ができます!
ですので、ラバーカップよりも手軽かつ強力につまりを直せるというわけです。
なお以下の記事では、スッポン以外の方法でトイレつまりを直す手順もご説明しています!
気になる方はぜひチェックしてくださいね。
水道のプロに依頼する
次にオススメするのは「水道のプロに依頼する」こと。
トイレ修理など水道のプロなら、専門のグッズや知識をもとにトイレつまりを直します。
自分では直せない部分をカバーしてくれるのはありがたいですよね。
なお以下の記事では注意すべき業者の特徴や、業者選びの方法を詳しくご紹介しています!
気になる方はぜひご覧ください。
しかしこういった業者は作業費用が高いこともありますし、すぐに来てくれないなんてことも…。
トイレがつまっているのにすぐに来てくれないのは困りますよね。
そんなときは「水の110番救急車」にお任せください!
技術力のあるプロならではの作業で、すばやくトイレつまりを直します。
加えて、ご相談いただいてからお家に最短30分でお伺いします!
少しでも出費を抑えたい&お急ぎの方は、お気軽にご相談くださいね!
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます!
ラバーカップ(スッポン)の使い方はおわかりいただけたでしょうか?
トイレがつまると直すのに一苦労ですが、ラバーカップを正しく使えばだいたい直せます。
手順を振り返り、丁寧に作業してくださいね!
もし直らなそうであれば、「水の110番救急車」にお任せください。
あなたのお悩みをしっかりと解決させていただきます。
以上、「水の110番救急車」のカワタでした!