排水管の高圧洗浄はいくらかかる?費用相場や頻度をプロ目線でご紹介

「排水管の高圧洗浄をした方がいいって言われた…」
「結構お金かかるって聞いたけど、相場は何円くらいなの?」
「詳しく知りたい!」
あなたは今、こんな疑問を抱えてはいませんか?
「水の110番救急車」作業員のカワタです。
排水管の高圧洗浄ってどのくらいの費用がかかるのかわからないですよね…。
頻繁にやることでもないですから、金額を言われても安いのか高いのかわからないかと思います。
しかも「早めにやっておいた方がいいですよ!」と言われたところで、高圧洗浄をする頻度がわからないと判断もできません。
そんなあなたの疑問を解決し、一番お得な選択をしましょう!
この記事では排水管の高圧洗浄について、費用相場や作業すべき頻度についてご紹介します。
さらに排水管つまりの予防法や、自分で高圧洗浄する方法もまとめて知れますよ!
あなたの生活がより豊かになることを祈っています。
それでは参りましょう!
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高圧洗浄の基本料金の相場は5万円〜
ではさっそく、排水管の高圧洗浄にかかる費用の相場についてご紹介していきます。
今回は戸建て住宅の作業費用の相場に絞ってお伝えしますね。
高圧洗浄を行う場合、基本料金の相場はだいたい5万円〜ほど。
あくまで相場ですから、業者によってはこの金額よりも安く・高くなる可能性はあります。
また費用を見ていくときには1つ注意点があります。
実は多くの業者で、基本料金の相場は「高圧洗浄機からホース先端(3〜5m)」の範囲に適用されるんです。
そのため、基本料金の3〜5mの範囲を超えると「高圧洗浄機からホースを1m伸ばすごとに数千円」というように追加料金が増えていきます!
ですので高圧洗浄を頼むときは、費用の内訳がどうなっているのかをしっかりと確認しましょう!
「高圧洗浄キャンペーン」のチラシが入っていたけどお得なの?
お得とは言い切れません!
戸建てやアパートにお住まいの方は、高圧洗浄の勧誘チラシが入っていたことがあるかもしれません。
チラシには以下のような特徴があります。
- 格安の値段が書かれている(2〜3,000円ほど)
- 行政の代行のような書き方をしている
- 「地域一斉工事」をアピールしている
ほとんどの場合、チラシのタイトルは「排水管高圧洗浄キャンペーンのお知らせ」となっているようです。
さらに費用は2〜3,000円ほどですから、「3,000円で高圧洗浄してくれるなら頼んでみようかな…」と思うかもしれません。
ですが、油断は禁物!!
実際に頼んでみると、以下のようなトラブルが発生してしまうケースが後を絶ちません。
- チラシに書いている費用よりも高い費用を請求される
- 断ると不安感を煽ってくる(「今やらないと排水管がつまります!」など)
トラブルが多いため、以下のように行政から注意喚起がなされています。
格安料金と記載されていても一か所あたりの表記であるなど、実際に掛かる金額がわかりづらい場合があります。チラシの内容は注意してご覧ください。
特に、不安をあおって契約を迫るような場合は、はっきりと断りましょう。
また、必要と判断して発注する場合でも、複数他社にも見積りを取る、周囲に相談するなど十分に検討の上ご判断ください。
(引用:排水管高圧洗浄キャンペーンチラシにご注意ください | 長岡京市公式ホームページ)
もちろんチラシを投函する業者がすべて悪徳なわけではありません。
しかし「高圧洗浄キャンペーン」のチラシが入っていたときは、費用が「一箇所あたり」と書かれているかなど、細かい部分までチェックしましょう!
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さて費用相場について詳しくご説明してきました。
どのくらいの出費があるのか目星はついたでしょうか?
一方で費用の相場を見て、こんなことを思った方がいるかもしれません。
「相場って結構高いんだ!もし頻繁に排水管がつまるなら、かなりの出費になりそう…。だいたい高圧洗浄ってどのくらいの頻度でするものなんだろう…?」
たしかに費用が高いとしても頻度が少なければ、長い目で見ればお得!な可能性もありますからね。
ということで次に高圧洗浄の頻度についてご説明していきます。
高圧洗浄をすべき頻度
排水管の高圧洗浄は定期的にするのがオススメ。
なぜなら高圧洗浄をするだけで、排水管のつまりをかなり防げるから。
さらに高圧洗浄と同時に内部の様子をチェックすれば、破損などが起きているときに被害が広がる前に気づけるんですね。
具体的な頻度は、以下を基準に考えてください!
- 一度も高圧洗浄をしていない場合:7〜8年
- 一度でも高圧洗浄をしている場合:5〜6年
一度も高圧洗浄していないような新築のお家なら、排水管も新品ですからつまりづらいです。
ですので、お家を建ててから7〜8年経った段階で高圧洗浄をしましょう!
一方、高圧洗浄をしたことがあるお家なら、築年数が10年以上経っているのではないでしょうか。
そうなると排水管も劣化し、つまりなどのトラブルが起きやすくなっているかもしれません。
5〜6年に1回は高圧洗浄をするといいですね!
排水管が逆流するなどのトラブルが起きてからでは遅いです。
上記の基準を目安に高圧洗浄をしてくださいね!
さて高圧洗浄の頻度について詳しくご説明してきました。
お伝えした年月を目安に、どのタイミングで作業すべきか考えてみてください。
なお「高圧洗浄をするだけで排水管つまりをかなり防げる」とお伝えしましたが、実は次にお伝えする方法を試すだけでも十分に予防できます。
詳しく見ていきましょう!
【設備ごと】排水管つまりの予防法
ここからは排水管のつまりを防ぐために、あなたができる予防法をご紹介します。
どれも難しいものではありませんよ!
キッチンとお風呂・洗面台に分けてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
キッチンでできる予防法
キッチンの場合、知らず知らずの間に排水管がつまる原因を流してしまっていることが多いです。
その原因は以下の通り。
- 油
- 洗剤
- 食材のカス
- 固形物
とくに油は、大量に流すことで排水管つまりを引き起こしてしまいます。
排水管つまりを防ぐためにも、次のような予防をしましょう!
油を流さない・ゴミ受けネットを使う・パイプクリーナーを使うの3つです。
お料理する中で使った油は、できるだけ排水管に流さず、凝固剤で固めるなどして捨てましょう!
排水管に流れる油の量が減るだけでも、つまり被害はかなり防げます。
また食材のカスや固形物が流れないようにするための、ゴミ受けネットの設置も効果的。
設置はカンタンにできるので、つけてない方はすぐにつけることをオススメしますよ!
週1回パイプクリーナーで掃除するのも有効です。
「パイプユニッシュ」などの液体式パイプクリーナーを使って掃除し、つまりの原因を溶かしてしまいましょう。
お風呂・洗面台でできる予防法
続いては、お風呂・洗面台を使うときにできる予防法をご紹介します!
まずはどんなものを流すと、つまりの原因になるのかを見ていきましょう。
- 髪の毛
- 石鹸・シャンプーなどのカス
- 皮脂
- 固形物
とくに髪の毛と石鹸などのカスがくっついてしまうと、ドロドロしたヘドロのようなものができてしまいます。
これらの原因が排水管に流れるのを防ぐために、以下のような予防をしましょう!
毛取りネットを使う・パイプクリーナーを使う・排水トラップを使うの3つです。
まず毛取りネットを使うことで、髪の毛ができるだけ排水管に流れないようにしましょう!
髪の毛が流れる量を減らせば、ドロドロに固まるのを防げます。
また週1回パイプクリーナーを使うことで、ドロドロに固まったものを溶かせます。
「パイプユニッシュ」などの液体パイプクリーナーで、たまに掃除してあげましょう。
さらにお風呂では、月2回のペースで排水トラップを洗いましょう。
ブラシでヌメリを掃除すれば、つまりの元を取り除けますよ!
ここまで、ご自分でできるつまりの予防法についてご紹介してきました。
水回りの設備を使うときは、日頃から意識してみるといいですね!
実はあなた自身でできることは予防だけではありません。
排水管の高圧洗浄も、しっかりと準備すればある程度はできるんです!
自力で高圧洗浄する方法
ここからは、自力で排水管の高圧洗浄をする方法についてご説明しますね。
今回は戸建て住宅での高圧洗浄についてご紹介します。
マンションなどの集合住宅では、大家さんや管理組合に相談して対応してもらいましょう!
必要なもの
自力で排水管を高圧洗浄をする場合に必要なのは以下の2つです。
- 高圧洗浄機
- 排水管用ホース
高圧洗浄機は多くの種類がありますので、どれを選べばいいかわからない方が多いかもしれません。
ケルヒャーやアイリスオーヤマといったメーカーの中でも、下のどれかを選べば問題ないでしょう。
また排水管の高圧洗浄用ホースも必要です。
ホースの先端は後ろにも水が吹き出るようになっています。
そのため水を噴射すると、勢いでどんどん前へ進んでくれるスグレものなんです!
それでは洗浄作業の手順を見ていきましょう!
高圧洗浄の手順
ここからは手順をご紹介しますが、その前にお家の排水の流れを見ていきましょう。
この画像だと排水枡(排水ます)は外に1つしかありませんが、実際はさらに多くあります。
排水枡には「汚水」と書かれたフタがありますので、敷地内のどこにあるのかチェックしてくださいね。
それでは排水の流れについて確認したところで、高圧洗浄の手順を確認していきましょう!
- 排水枡のフタをすべて開けておく
- 公共枡に近い排水枡から、上流の排水管に向かってホースを入れる
- 水を噴射し排水管の汚れを落とす
- 水の汚れが少なくなったらホースを引き抜く
- すぐ上流にある排水枡にホースを入れる
- 3〜5を繰り返す
またほとんどの場合、排水枡に油の塊がこびりついている可能性が高いです…。
その場合は高圧洗浄機で剥がしてから、網ですくって捨てましょう。
さらに排水枡には「エルボ」という曲がった配管があります。
この部品の周辺にも油がこびりついていますので、ブラシで掃除してあげるといいですね!
さて、自分で高圧洗浄をする方法についてご説明しました。
どんな流れですればいいのかお分かりいただけたでしょうか?
中には「やり方もわかったし、さっそく高圧洗浄してみよう」と思った方がいるかもしれませんが…ちょっとお待ちください!
実は自力の高圧洗浄にはデメリットもあるんですよ。
自力で高圧洗浄してもつまりは直らない!?
あなた自身で排水管の高圧洗浄をする場合のメリットは、安く済むこと。
誰かに作業を頼むわけでもありませんから、必要なものを買えばあとはお金がかからないです。
一方でデメリットもあります…。
先ほどオススメの高圧洗浄機をオススメしましたが、あくまで自家用。
ですので業者が使っているようなプロ仕様の高圧洗浄機よりも、水の勢いが劣ってしまうんですね。
そのため排水管の汚れをカンペキには落とせませんし、作業自体も時間がかかってしまいます。
もし中途半端に作業してしまえばすぐにつまってしまいますので、汚水の逆流といった危険は残ってしまうんですね…。
排水管の高圧洗浄はしっかりと行えば6、7年ほどしなくて済みます。
自分で何度も作業する手間を考えるなら、「水道のプロ」である業者にお任せするのがオススメですよ!
なお「水の110番救急車」も排水管の高圧洗浄を請け負っています。
これまで多くの高圧洗浄をしてきたため、汚れを落とすための繊細な技術を持っているんです。
さらにご相談いただいてから最短30分でお伺いしますので、お急ぎの方でも安心してご依頼ただけるかと思います。
迅速かつ丁寧に排水管トラブルを解決させていただきますので、お気軽にご相談くださいね!
まとめ
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます!
高圧洗浄について詳しく理解していただけたでしょうか?
高圧洗浄にかかる費用の相場は5万円〜ほど。
もし業者に高圧洗浄を依頼するときは、費用の内訳などもしっかりと確認してくださいね!
以上、「水の110番救急車」作業員のカワタでした。
あなたの生活がより豊かになることを祈っています。